昼休みに、この黄色い花の写真をやっと撮りました。というのは、夕方の帰宅時に写真を撮ろうとすると、既に花が閉じていてなかなか写真を撮れなかったんです。今日は昆虫付きです。ハチ?アブ?ハエ?残念ながらよく分かりません。
この可憐な植物の名前は何と「ブタナ」といいます。文字通り、「豚菜」です。かわいそうな名前ですが。これもヨーロッパ原産の帰化植物で、元々フランスで「ブタのサラダ」と呼ばれていたらしく、それを日本語訳したものらしいです。キク科の多年草で、別名をタンポポモドキとも言いいます。今や、日本全土に分布しているとのこと。今の季節、確かに、あちこちで群落を見かけますね。
日本は既に多くの帰化植物に席巻されていることがよく分かります。現在、帰化植物は既に約800種類もあるらしい。こういった数字を見せられると、やられっぱなしのような印象を持ちがちですが、逆に日本のクズ、オオイタドリ、ノイバラ、スイカズラ等は、海外に進出して現地で大いに繁茂して問題になっているらしいですね。やはり物事は両面から見なければいけないんですね。勉強になります。同様の事は海の中でも起きています。たとえば、日本の海岸で非常にポピュラーなムラサキイガイは地中海原産らしいですね。
以前は花壇に植えられていた植物も、いつの間にか空き地に進出していたりしているものもあり、考えさせられますね。