週末は瀬音を聞きながら

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2007年 12月 27日

「旅をする木」のことをちょっと考えてみた

「旅をする木」のことをちょっと考えてみた_d0072855_20134511.jpg
 旅をする木という星野道夫さんの本があります。

 その中にはアラスカの曠野の木のお話しも載っています。永遠にそこにあるように思えるような木でも、いつしか、川が蛇行してきて、気がつくと川の崖っぷちに立ってしまう時が必ずやってくる。そうすると、早晩、倒れて川に流されてしまう。木は生命体としては終焉を迎えるわけですが、更に川を流れて、遠く海に出て、浜辺に打ち上げられる。ここで、話は終わりのような気がするんだけど、そこから、また、木の新しい旅が始まるというような話だったような気がします(ちょっと違うかな?)ちょっと辛い人生を送っていた時に、支えてくれた本です。

 広瀬川の崖にも数多くの木々が生えてますが、長いスパンで考えると、いつしか必ず崖は崩れて、ずっと生えているかのように見える木々も、倒木となり広瀬川に落ちて流されていくんでしょうね。

 この崖を見て、星野道雄さんのことをふと思い出しました。

by Clearwater0606 | 2007-12-27 20:21 | 水辺の風景 | Comments(4)
Commented by utinopetika2 at 2007-12-27 21:59
今日はちょっぴりヘビーですね(笑)。
お互いがんばりましょ。
Commented by Clearwater0606 at 2007-12-27 22:28
utinopetika2さん、お晩です。星野さんの本は素晴らしいです。この旅をする木のstoryも淡々と描かれているんですが、とても素敵なお話しです。

彼が生きていれば次々と生み出していたであろう新しい著作や写真を見れないのが返す返すも残念です。

辛い浮き世ではありますが、enjoyする気持ちを忘れずに生きていきたいものですね。
Commented by vehicles at 2007-12-28 08:28
こんにちは
年齢を重ねると若かった頃の自分の感性や考え方と全く違う、今の自分に気付くことが多々あります。
最初の頃は違和感を覚えましたが、最近はそんな変化を楽しんでいます。
上を向いて歩きましょう。
Commented by Clearwater0606 at 2007-12-28 08:38
vehiclesさん、お早うございます。本当におっしゃるとおりだと思います。素直に変化を受け入れることも大事ですね。

つたないブログですが、また、ご覧頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。


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