二輪レース、四輪レース、いずれの世界でも日本企業は数々の素晴らしいワークスマシンを作ってきました。二輪では、YAMAHA YZR500、SUZUKI RGΓ、HONDA NSR500、KAWASAKI KR500などがその代表的な物ですが、いずれも素晴らしいものです。四輪レースについてはよくわかりませんが、素晴らしいマシンが沢山あるんでしょうね。これらのワークスマシンは、いずれも機能美に溢れた芸術作品と言っても過言ではありません。
しかし、残念ながら、その保存がなかなか難しいらしい。その背景には高額の固定資産税が絡んでいるらしいのです。ワークスマシンの場合、二輪でも億単位の価値があったはずです(多分もっとだろうな。)。それに対する高額の固定資産税がかかるため、残念ながら、メーカーとはいえ、型遅れのワークスマシンを所有することが困難で、結果的に廃棄されたりすることが多いという話を聞きます。これが本当だとしたら、とても残念なことです。ある意味、ワークスマシンは、人類の貴重な遺産と言っても過言ではないと私は思います。それを後生に残せないのはとても悲しいことです。簡単なことではないのかもしれませんが、この貴重な文化遺産を是非残せるような日本であって欲しいなあと切実に思うのであります。
ワークスマシンは、その年のレースが終わったら、研ぎ澄まされた極限領域での戦闘力は残念ながらほぼゼロに近くなるわけです(型遅れのマシンではWorld Championにはなれませんよね。もちろん、文化財としての価値は、いささかなりとも損なわれる訳ではありません。)。つまり、戦うための機械としての金銭的価値はなくなるわけですから、型遅れのワークスマシンから固定資産税を取らないで欲しいな。そうしないと、この国は、真の文化国家には永遠になれないね。もっとも、話はそんなに簡単なことではないのかもしれませんが、早急に何とかしなければならない事ですね。以上、おんつぁんの想いを述べてみました。
HONDAのワークスマシンのコレクションは、以前、茂木に行ってじっくり見てきたことがあります。素晴らしかったッス。今年の秋には、仕事を休んで、YAMAHAとSUZUKIのワークスマシンを見てくる予定です。KennyのYZR500 (OW35K) とKevinのRGV-Γ500ですよ〜。今からワクワクです。